製品紹介

BR ダッチェス(Atholl)

*超レアモデル予約受付開始!全世界で100台のみ
(申し訳ございません。日本向け特注仕様モデルは完売しました)

キットのみ500,000円(税込み)

2005年2月に予約と同時に完売させていただいたダッチェス。日本には、僅か25名のお客様にしか提供が出来ませんでした。
そこで、今回は、ブルーのロイヤルスコット牽引機をモデル化しました。

プリンセス・コロネーション・クラス、あるいはダッチェスという呼称で知られるこの機関車は、流線型と非流線型の二つのタイプが建造され、ロンドン・ミッドランド&スコティッシュ(LMS) 鉄道におけるウィリアム・スタニエ卿の最高傑作と言えましょう。これには当時、収益性の高い路線であるロンドン−スコットランド間を東岸ルートで走っていた、グレズレーのLNER A3クラス・A4クラスに対抗する目的がありました。
重厚で、堂々としたこの機関車は、英国で運行された中で最もパワーのある急行旅客列車です。ロンドン・ユーストン駅から発着して西岸ルートを通る急行列車としての地位を25年にわたって独占しつづけました。
計38 台の機関車が建造され、それぞれが王室の著名人や貴族の淑女、英国各地の都市から名前をとって付けられています。 最後から二番目の機関車には、最もふさわしい名前、「サー・ウィリアム・A・スタニエ」が冠せられました。
今回、アスターがお送りするダッチェスは、1938年に建造された5台の非流線型タイプの中の一台であり、現存する中で最も有名な、オリジナルタイプの非流線型 LMS 6233 “ダッチェス・オブ・サザーランド”を模型として再現したものです。
(英国鉄型として、 46232“ダッチェス・オブ・モントローズ”も同時に発売予定)
1964年に現役から退いて以来、この機関車は30年間静態保存の状態で展示されてきました。最初はスコットランドの休暇村、次にかの有名なノーフォークのブレッシンガム博物館に移されました。その後、“ダッチェス・オブ・サザーランド”はこの休眠状態から復活することとなります。プリンセス・ロイヤル・クラス・ロコモーティブ・トラストによってダービーシャー州のミッドランド鉄道センター基地にてオーバーホールされ、以後動態保存されています。レストア後、この機関車は往時のLMSがいかに秀でていたかを今に伝える大切な生き証人となりました。

復元された“ダッチェス・オブ・サザーランド”は非常に状態がよく、2002年のロイヤル・トレインへの使用にさしつかえないと認められるほどでした。この年は女王陛下の即位50周年に当たり、6233“ダッチェス・オブ・サザーランド”は立派に式典での務めを果たしました。
現存するプリンセス・コロネーション・クラスの機関車は三台存在します。6233 “ダッチェス・オブ・サザーランド”は今でも定期的に運転され、人々を楽しませています。現在は運転されていない46299 “ダッチェス・オブ・ハミルトン”は、かつてのライバル機、LNER A4“マラード”やA3 “フライング・スコッツマン”と肩を並べて、ヨークの国立鉄道博物館に展示されています。同じく保存されてはいるものの、レストアの予定はない 46235 “シティ・オブ・バーミンガム”は、バーミンガム科学発見博物館にて見ることができます。

縮尺 1/32(ゲージ1/45mm) 
総重量 6.2kg 
全長 711 mm 
全幅 91mm 
全高 129mm 
車輪配列 4-6-2(2C1)パシフィック型 
動輪径 直径64mm 
先従輪径 26 mm 38 mm  
炭水車車輪径 直径40mm 
自動給水ポンプ 主動輪に装備(ボア 5 mm x ストローク 5 mm)  
シリンダー 砲金製4気筒・ボアー11mmXストローク22mm 
弁装置 Walschaert 
ボイラータイプ C TYPE  
缶水容量 250cc/80%水位 
ボイラー装備 2 x 安全弁, 圧力計, 水面計, 加減弁, 逆止弁, スーパーヒーター, 
給油装置 ロスコー式 
炭水車 HAND PUMP mounted 
燃料容量 200CC 燃料用アルコールに限る 
回転最小半径 2 m 

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